津波の被害を受けた水産高校を当時の姿のまま保存した施設
気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館は2019年に開館した施設です。
岩井崎のすぐそばにあり、いつか行ってみたいと思っていました。
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入館料
大人:600円
高校生:400円
小・中学生:300円
震災伝承館
最初に学校の隣に併設された震災伝承館で受付をして映像シアターへ。
大型スクリーンに映されるのは気仙沼の震災当時の記録映像です。
市街地の渋滞、津波の到達、引き波、その後発生した大火災までの映像が流れます。
震災遺構(気仙沼向洋高校旧校舎)
地震が発生した際、校舎にいた生徒たちは全員避難所へ移動し、残っていた教職員や工事関係者の方々は屋上に避難して無事だったそうです。
内部見学できるのは、南校舎の一階から四階と屋上、そして北校舎の一階部分になります。
南校舎内部。
海岸から流れてきた松の木などが教室内に入り込んでいました。
この教室には車がありました。
ここは地上8メートルの3階です。
4階の教室にあるレターケース。
下の錆びた部分まで津波が到達しました。
同じ部屋の中には黄色いスポンジがいくつもありました。
冷凍工場が流れてきて校舎にぶつかり、工場の壁材が部屋に入り込んだものだそうです。
屋上から見た北校舎。
隣にあった屋内運動場は屋根が流されてなくなっています。
被災前の屋内運動場の写真がありました。
赤い矢印のあたりが岩井崎です。
高校のグラウンド跡地はパークゴルフ場になっていました。
外から見た南校舎です。
上の壁が壊れてる部分は冷凍工場がぶつかった跡です。
北校舎の裏側には折り重なった車などがそのまま残されていました。
北校舎の一階です。
教室の壁があったところには、震災前の写真が飾られていました。
屋外広場
広場には大型遊具があります。
いろんな滑り台があって息子が遊ぶのにちょうどよかったです。
アクセス
【車】
☆東京・仙台方面から
☆岩手方面から
三陸沿岸道路「岩井崎IC」より9分
【電車】
◆公式サイト
■2021年2月訪問
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気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館は気仙沼に訪れたらぜひ立ち寄って欲しい施設です。
震災遺構は他にもいくつか見てきましたが、ここは当時の状況のまま保存されていて、津波の恐ろしさがよりリアルに感じられました。
年月が経つにつれ、震災の記憶が薄れてしまい、震災を知らない世代も増えていくので、こういった施設を残して後世に伝えていくのは大事だと思いました。
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